放課後等デイサービス、ハッピーテラス川口教室さんを訪問しました
発達に課題を抱える子どもたちの成長はそれぞれのペースでゆっくり進みます
からからつみきを使った楽しい授業(療育)は、それぞれのこどもの性格によって様々な効果が期待できます。
大人になるためのこどもの成長って何だろう?
今回参加させていただいたハッピーテラスさんは、全国に100箇所以上の放課後等デイサービスなどを展開されている会社です。
この教室には、成長に支援が必要な子どもたちが多く通っています。子どもたちが抱えている課題はみなそれぞれで全員で同じことに取り組むことが苦手です。
今回の授業は、基本的な目当てを決めてあとは子どもたちに任せて自由に積み木で創造する、というものでした。
みんなで話し合って何かを作ろうとするもの、ひとりでもくもくとつみ上げる子、未知の積み方に強く感心をもって積極的に教えてもらいたがる子など、ペースはそれぞれです。
中には遊びに入れずいじけてしまう子もいて、指導員の先生方の負担は大きいけれど、みな丁寧にひとりひとりの子どもたちに向き合っています。
子どもたちはみな落ち着いてそれぞれの興味の向かう方に進んでいるという印象です。
ここに通う子どもたちが向かう未来はどんなものでしょう?
人としての成長は日一日ごとに進み、数年後には否応なく社会での生活が待っています。
発達支援の教室の意義って何だろう?
この教室に通う子どもたちは、他人に助けられることを多く経験します。成長の過程で助けられることが当たり前の生活経験を重ねる人は、
自分が成長した時に当たり前のように「助ける人」になっていくんじゃないかと思います。
そしてお互いを認め合って助け合って行く幸せな人生が訪れます。
多くの子どもたちは、「自分のことは自分でしなさい!」と教えられます。
人より良い成績を求められる社会で生きている多くの人々にとって、人と比べて自分が秀でていることは誇らしいことです。
競うことが当たり前に人にとって、人と競わない人をを理解することは難しいのかもしれないけれど、助け合って生きている存在を認めて温かく見守ってほしいと願います
この教室に子どもたちは普通の子どもたちに比べて出来ることは少ないかもしれないけれど、普通の子どもたちより多くの人の「手間」をかけてもらってます。
「幸せ」を計ることは出来ないけれど、積み木を積んで楽しいそうにしている笑顔を見ると、この子たちの「幸せ」を感じることができました。
ありがとうございました。また来ます。
教室滞在時にほんの5分で伝えたお城の作り方をしっかりと再現、出来た作品の写真を後日届けてくれました。